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当院のむし歯治療

当院は、むし歯治療において極力歯を削らずに、今ある歯をできる限り残す「MI治療」を採用しています

MI治療

MI治療の定義

MI治療の定義

「MI治療=歯を削らない治療」ではありません。当院ではMI治療の定義に基づき、口腔内細菌叢の改善、患者教育など口腔内環境改善のための包括的なアプローチで治療を行っています。

  • 1. 口腔内細菌叢の改善
  • 2. 患者教育
  • 3. エナメル質(歯の白い部分)および象牙質(歯の内側の部分)のう蝕(虫歯)で、まだう窩(虫歯の穴)を形成していないう蝕の再石灰化
  • 4. う窩を形成したう蝕への最小の侵襲(削ること)
  • 5. 欠陥のある修復物(治した部分)の補修
歯の神経を残す治療

当院のMI治療

MI治療を受けていただくには、診察やレントゲン撮影だけでなく唾液検査を含めたリスク評価を行う必要があります。リスク評価によって、MI治療が行えるのか、歯を削る必要があるのか、経過観察で良いのかを診断します。

当院では、以下の場合には歯を削る選択をしています。視診だけでなく各種検査、評価を行った上でのむし歯治療を徹底しています。

  • 1. 歯面を清掃乾燥させた状態で肉眼あるいは拡大鏡でう窩(虫歯の穴)を認める場合
  • 2. 物が挟まる、しみるなどの自覚症状がある場合
  • 3. 見た目の色に変化がある場合
  • 4. X線写真で象牙質層(歯の内側の組織)に3分の1を超える病変を認める場合
  • 5. むし歯になるリスクが高い場合

セレックは長持ちします「10年で90%以上が残存!」

セレックは長持ちします「10年で90%以上が残存!」

この長期にわたる調査の対象は、ある歯科医院の計794名の患者に対してチェアーサイドで装着された2,328件のCERECインレーおよびオンレーです。1990年から1997年にかけ使用されたシステムは、CEREC 1で、1997年から1999年にかけ使用されたシステムはCEREC 2システムです。44本の歯牙をランダムに選択し、走査電子顕微鏡による調査を行いました。平均マージンギャップは236 μm~96.8 μmです。
9年後の成功率は95.5%で、不成功で終わった修復物は35例のみです。そのほとんどは抜歯が原因によるものです。不成功と修復物のサイズまたは装着部位との間に相関関係はありません。

CP治療の残存率曲線

CP治療の残存率曲線

調査当時のCEREC 1とCEREC 2は、現在のレベルの治療精度に達しておらず、接着(大規模充填の合着材を使用)の品質も現在の標準に対応していませんが、9年後の残存率95.5%という数字は、優秀な結果です。

出典:Posselt A, Kerschbaum T, Longevity of 2328 chairside CEREC inlays and onlays, Int J Comput Dent; 6: 231?248

<引用元サイト>
http://www.sirona.co.jp/ecomaXL/index.php?site=SIRONA_JP_cerec_klinische_studien_langzeitverhalten

セレック

通常、審美歯科で用いられることの多いセレックですが、当院では、歯の切削を最小限に抑えるためや、歯の神経をできるだけ保存するために通常のむし歯治療にも使用しています。

特徴

特徴

むし歯が大きくても、金属で治す場合に比べて削る量が3分の1~2程度になります。
またむし歯が大きくても、金属治療に比べて歯の神経を残せる可能性が高いのが特徴です。
再度、歯が悪くなった場合でも、継ぎ足して補修することができ、セラミックブロックを使用するため、長期予後が優れています。(10年で95%以上の残存率)

PICKUP衛生面のお約束、消毒・滅菌

当院から衛生面の7つのお約束

(1)最も汚染されやすいチェアサイドに、カーゼ缶やバースタンドを絶対に置きません。
(2)治療の時に使うフェイスタオルを使い捨て、もしくは持参していただきます。
(3)グローブで診療機器以外は触りません。
(4)患者さんごとにチェアーをクリーニングします。
(5)患者さんごとにタービン(歯を削る機械)を滅菌します。
(6)全ての機器を、洗浄消毒もしくは滅菌します。
(7)当院では「マイコップ」、「マイタオル」を推進しています。
感染対策・地球環境保全のため、患者さんご自身で「コップ」、「タオル」をお持ちいただきますようご協力よろしくお願いします。 (お持ちでない場合には、当院でご用意いたしますのでご安心ください。)

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